メレダイヤ(小さなダイヤ)がいっぱい付いたピンクゴールドのリングのサイズ直し依頼が来ました。#6を#3にサイズダウン。
手順に従ってサイズを縮め、仕上げ磨きの後、超音波洗浄器へ。洗浄が終わり洗浄液に浸けてあったリングを出して見ると、
「アッ!ダイヤがない!!」なんとダイヤモンド1個が無くなっていたのでした。

これはサイズ直し(特にサイズダウン)の時に良くある事で、リングの腕を曲げる時に、ダイヤを留めているツメが開いて石が緩んだり、時にはリングからハズレたりします。

幸い、今回は、洗浄前にダイヤがすべて付いている事を確認していたので、洗浄中にダイヤが洗浄器の中に落ちたことは間違いありません。洗浄器から慎重に洗浄液を出してみると、あったあったありました。
「ここだヨ~、ここにおるヨ~」とでも言っているように、洗浄器の底に小さなダイヤがピカリと光っていました。

このリングは、他のダイヤを留めているツメもいいかげんで、ダイヤがまたいつ取れてもおかしくない様な状態だったので、秘密兵器レーザー溶接機を使って、今あるツメの上にピンクゴールドの地金を盛ってツメを大きくし、社長に再度留めなおしをしてもらいました。いつもながら、ダイヤのすぐ近くをレーザーで打つのは緊張するナー!
簡単なはずだったサイズ直しが結構大仕事になりました。

    これが秘密兵器レーザー溶接機

代表プロフィール

春日井 利光
春日井 利光
むちゃくちゃ忙しい宝飾店の工房で10年の修行の後、独立。
ある二組のご夫婦との出会いをキッカケに、二人で作るマリッジリング(結婚指輪)のプログラムを始める。 お二人の大切な思い出と共に残る結婚指輪の手作りを全面的にサポートしています。
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