11/18早朝、知ってる人は知っているアイソン彗星を見るため三岳青少年山の家へ行って来ました。
というのも、ここ福知山は晴れた日の早朝はたいてい霧が出るので、星空が見えません。そこで、標高が高く霧に邪魔されない場所へ行く必要があります。選んだ三岳の山の家は、今から二十数年前のハレー彗星が来たときに友人2人と共に写真撮影に成功した場所です。
午前4時に起きると、やはり外は濃霧。身支度をして車に双眼鏡2本とデジカメ、三脚を積んで出発。途中、山道に入りかけたところで車の前を一頭の鹿が横切りました。この辺りは野生の鹿が多いところで、そういえば以前勤めていた会社の後輩が、通勤途中に鹿と衝突して車を廃車にしたことを思い出しました。
山の家に午前5時前に到着すると、天頂付近に晴れ間があるものの、肝心の東の空は雲に覆われていました。
事前にネットでアイソン彗星の位置情報などを調べていたら、もう一つラブジョイ彗星というのが北斗七星としし座の間に見えるらしいことが分かりましたので、双眼鏡でその辺りを探すとすぐにそれらしい光芒を見つけることが出来ました。周りの恒星とは違い、ぼんやりしたイメージで、彗星特有の尾は確認できません。口径3cmの双眼鏡では見えましたが、肉眼では無理でした。
そうこうしている内に、天頂の晴れ間が広がり、ラッキーなことにその晴れ間が東の空へとだんだん広がって来ました。
今日のアイソン彗星は、丁度おとめ座の一等星スピカの近くでとても探しやすい位置にあるはずです。しし座全体が晴れ、東のうしかい座のアークトゥールスも見え始めました。ただ、その南側にあるおとめ座の雲が晴れません。
時間も5時半を過ぎ、だんだんと薄明が始まってきたその時、おとめ座のスピカが雲から抜け出してきました。
早速、その場所へ双眼鏡を向けると、ありました。スピカの少し上にさっきのラブジョイ彗星よりも淡いぼんやりとした星、これに間違いありません。しかし、当初の予想では、満月ほどの明るさになるかもしれない、と言われていたアイソン彗星。まだ近日点(太陽に最も接近する点)通過前ですが、どうもそこまでは明るくならない様な感じです。
口径8cmの双眼鏡に変えても尾は確認できませんでした。モチロン肉眼でも無理。
しかし、近日点通過後はどうなるか分かりませんので、太陽に接近した後の12月上~中旬に期待です。ひょっとしたら大彗星に化けるかも(^^)
最後に、薄明が始まった東の空を撮って帰りました。たまにはいつもと違う朝を迎えるのもいいもんです。
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