京都・福知山の手作り結婚指輪 工房南十字星で京都府福知山市の大槻昌平さんが手作りされた結婚指輪。
結婚5年目に奥様に贈るサプライズ結婚指輪の物語です。
- 糸ノコでワックスを切り抜き
- ヤスリで表面をキレイに
- ワックスの最終仕上げ
- 完成したワックス
- 完成した指輪
- 内側にはアクアマリン
- 指輪をはめて記念撮影
大槻さんが作られたのは、シンプルなストレート平甲丸の結婚指輪で、女性用の内側にはアクアマリンが留まっています。
結婚されたときは、仕事に差し支えるからとの理由で、結婚指輪は買われなかったそうです。
あることで大槻さんと私が知り合うこととなり、私が手作り結婚指輪の仕事をしていることを知って興味を持たれ、当時は必要ないと考えておられた結婚指輪を作られることとなりました。
サプライズプレゼントですので、もちろん奥様には内緒でお1人で制作に来られました。
この場合、一人で2本の指輪を作るのは時間も掛かりますので、私が制作の指導も兼ねて大槻さんの指輪を、大槻さんは奥様の指輪を作るという形で進めました。
後日、完成した指輪も受け取りにお越し下さいました。
元々はアクセサリーなどには興味はなく、どちらかというと身に着けるのがイヤな位だったのが、今回、自分で結婚指輪を手作りして、こうして完成した指輪を見ると着けてみようかな、いや、早く身に着けたい! と思うようになった。価値観が変わって自分自身の変化にビックリしている、とも仰っていました。
こうして完成した指輪を、いつ、どういった形で奥様に渡すかが大切です。
当初は5年目の結婚記念日に、と考えておられたようですが、いざ、指輪が出来上がってみたらそれまで多分隠し通せない(笑) ということで、間近に迫ったクリスマスに渡そうかということでした。
「クリスマスより先に僕が着けない様にします(笑)」
と言いながら、楽しい雰囲気の中で納品が終わりました。
さて、大槻さんのサプライズプレゼントの計画は成功したのでしょうか。
後日、お会いしたときにその結果を伺いました。
クリスマスの日、大槻さんが出勤される時間には奥様は所用で不在。お昼頃ご自宅に戻られる予定でした。
そこで、テーブルの上に結婚指輪が入ったリングケースを指輪が見えるよう開けた状態で置き、念のためその横には、自分で手作りしたことが分る様に、指輪制作の様子を撮影した写真CD(ウチの工房からのプレゼント)を置いて仕事に出かけられました。
お昼に帰宅された奥様はその指輪を発見! 想像もしていなかった手作りの結婚指輪に驚き、大槻さんに喜びの電話を掛けられたそうです(^^)
サプライズプレゼントも大成功! また、奥様だけでなく大槻さんご自身にも大変喜んで頂き本当に良かったです(^^)
また、大槻さんがお客さんとの商談の際にも、お客さんが大槻さんの結婚指輪を見て既婚者であることがわかり、
「子供さんは?」
など、お客さんとの話題も広がって仕事にも役立っているという嬉しいお話もありました。
指輪を手作りしたことにより、既製品を買ったのとは違う価値がそこに生まれた今回の物語りでした。
代表プロフィール

- むちゃくちゃ忙しい宝飾店の工房で10年の修行の後、独立。
ある二組のご夫婦との出会いをキッカケに、二人で作るマリッジリング(結婚指輪)のプログラムを始める。 お二人の大切な思い出と共に残る結婚指輪の手作りを全面的にサポートしています。
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